MIZUNO

NEWS

ニュース

若手のホープのハートを射抜いた
「ひと味違う」ラケット
新『フォルティウス』誕生

2025年12月24日

若手のホープのハートを射抜いた「ひと味違う」ラケット新『フォルティウス』誕生

新たな挑戦をミズノとともに
若きサムライ 横谷晟の選択

2025年4月から、ミズノとアドバイザリー契約を結んだ横谷晟(宮崎県スポーツ協会)。現在、ドイツ・ブンデスリーガを拠点に活躍する彼の右手に握られているのが、『フォルティウス NT-A コンボ』だ。

フォルティウス NT-A コンボ
19,250円(税込) ※横谷晟選手使用
●7枚合板+アラミドカーボン2枚(コンボ)
●グリップ:FFL、SFL、ST
●板厚:6.2㎜ ●平均重量:90g


この新作ラケットが生み出されるまでにテストプレーを重ねた横谷選手が、そのストーリーと使い心地を語ってくれた。

グリップと球持ちが良く
1球1打に感動できる

 今回、ミズノさんと契約するにあたって、この新しいラケットを初めて提案された時、7枚の木材と2枚のカーボン、合計9枚の構成だとすぐにわかり、正直すごくびっくりしました。ミズノさんは新たな挑戦をされているんだな、と感じました。
 ぼくは長年、別のメーカーのインナータイプのラケットを使用してきたのですが、この『フォルティウス NT―A コンボ』は、そのメーカーの製品にまったく遜色ない。コントロールしやすいだけでなく、しっかり弾んでくれる手ごたえがあり、さらには9枚合板という、ほかにはない特徴があります。

木材7枚+アラミドカーボン2枚の「9枚合板」が『フォルティウス NT-A コンボ』の特徴。
パワーとコントロールが両立されている

 また、グリップが素晴らしいのも特徴です。ぼくは小指側に握る時の「スイッチ」があるので、そこに対応できるよう、基本的にはグリップのおしりのほうが太い「FFL」を愛用しています。握った時に小指に引っかかりやすく、特にバックハンドやチキータといったバック系の技術でその良さが出ます。
 ただ、試合環境や自分の状態によって、「FFL」だけでなく細めの「SFL」グリップのラケットも使い分けることがあります。「SFL」はフォア系の技術、特にフォアフリックの際に力が伝わりやすく、コントロールしやすいのがメリットですね。

FFL(左)とSFL、2つのグリップをフィーリングによって使い分けているという横谷選手。この微妙な違いがパフォーマンスを左右する

 もうひとつのこだわりポイントは、球持ち感です。ぼくはフィジカルやパワーを持ち味としていますが、このラケットの球持ちの良さは、ぼくの苦手なコントロール面を補ってくれます。ラケットの性能を借りてコントロールを良くすることで、自分のフィジカルがさらに生かされる。チキータのように、コートとの距離が近くコントロールが大事な台上技術では非常に助けられますね。
 一方で、このラケットには十分な弾みがあるので、ぼくのようなパワー型だけでなく、パワーがない選手にもおすすめできます。また、まっすぐ前にスイングするタイプの選手でも、ボールが確実な弧線を描いてくれるため、使いやすく感じると思います。
 ミズノさんには、ぼくのこだわりを遠慮なく伝え、全体の形から手の感覚まで共有することができたのが、素晴らしい体験でした。そのおかげで、今は1球1打にとてもワクワクしています。

【よこたに・じょう】
2002年5月1日生まれ、岐阜県出身。愛工大名電中・高、愛知工業大卒。2022年世界選手権成都大会日本代表。2025年4月からプロ選手となり、ミズノとアドバイザリースタッフ契約を結ぶ。現在、ドイツのブンデスリーガ1部リーグ「バート・ホンブルク」に所属。世界ランキング199位(2025年12月16日現在)。宮崎県スポーツ協会所属(PHOTO:WTT)

ミズノ公式オンラインショップはこちら