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開発者が語るミズノシューズの魅力③
驚異の225g、最軽量モデルのウエーブドライブEL

2025年03月18日

開発者が語るミズノシューズの魅力③驚異の225g、最軽量モデルのウエーブドライブEL

 ミズノの卓球シューズの大きな2本の柱となる、『ウエーブドライブ』シリーズと『ウエーブメダル』シリーズ。安定性・クッション性重視の『ウエーブメダル』シリーズに対し、『ウエーブドライブ』シリーズは軽量・素足感覚が特徴だ。

 その特徴を徹底的に追求したのが、2020年12月に発売された『ウエーブドライブEL』。同シリーズの『ウエーブドライブNEO4』が265g、『ウエーブドライブ9』が235gであるのに対し、『ウエーブドライブEL』は225gと非常に軽量だ(すべて26.0cmで計測)。

 斬新なデザインでも話題を呼んだこのシューズ。ミズノ・グローバルフットウエアプロダクト本部で卓球シューズの開発を担当する中尾太一と、テクニカルデザイナーの高橋祥剛がその魅力を語ってくれた。

「軽さ」にこだわった『ウエーブドライブEL』の
魅力について語る中尾太一

◇◇◇◇

●−この『ウエーブドライブEL』は見た目にもインパクトがあり、履いている人も多い印象がありますね。

中尾:根強い人気のあるシューズで、『EL』ファンのお客様は多いですね。『ミズノカップ2024 第15回東京レディースオープン』で調査した際にも、ミズノシューズで2番目に履いてくださるお客様が多かったモデルです。定番のカラーはホワイト×ブラックですが、最初に赤(レッド×オレンジ×ブラック)も出しましたし、限定色のリリースも多いモデルです。

根強い人気を誇り、大会で履いている選手も多い『ウエーブドライブEL』
(写真は24年東京レディースオープン)

●−性能面での最大の特徴は何ですか?

中尾:『EL』は「エクストラ・ライト」の略で、とにかく軽いというところが最大の特徴です。ミズノの卓球シューズのラインナップでも最も軽量なモデルですね。無駄な部分をできるだけ削ぎ落として、タング(ベロ)もできるだけ薄いタングにしています。

●−前足部の凹凸(おうとつ)がある、立体的なデザインも印象に残りますね。

高橋:立体的なメッシュに薄いシート状のものを熱圧着して、浮き立たせているような構造になっています。軟らかさを確保しながら立体感を出しているデザインと構造で、この立体感には相当こだわっています。ミズノのランバードマークのロゴも、通常はサイドのもっと後ろのほうに入るんですけど、斜め前方からでも見えるようなロゴ配置にしています。

メッシュの立体感ある構造が特徴。
ランバードマークのロゴ配置にもこだわった

●−白いと汚れやすいと感じるユーザーもいるかもしれません。

高橋:メッシュの構造より、上にシートが一枚乗っているので、そのぶん汚れにくくなっていると思います。

●−他の方との違いを出したいユーザーの心をくすぐるデザインですね。

高橋:真っ白というのは珍しいですよね。デザインとしては少し「冒険」した部分はあります。しかも「新しく見せたい」白なんです。

中尾:靴紐を変えて履いている方も結構いらっしゃいます。白ベースのシューズは他にもありますが、真っ白のシューズというのは珍しいので、ちょっと自分らしさを追加する楽しみもあります。

◇◇◇◇

 まさに、一度見たら忘れられないシューズ。かなり「攻めた」印象のデザインでありながら、高級感を漂わせるのはさすが。軽いシューズで飛ぶように動きたいという選手は、このシューズで決まりだ。

ウエーブドライブEL
価格:13,860円(税込)
サイズ:22.0〜29.0cm
カラー:ホワイト×ブラック(上写真)、ライトブルー×イエロー×ブラック

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